メディカルリサーチ株式会社

WEBマガジンVol.8 【ご案内】大阪医療鑑定セミナー初開催 【ご案内】遺言作成時に役立つ CD・DVD販売のご案内 【真実を読む:画像鑑定の実際】交通事故の損害賠償請求事案 等

この記事の公開日:2015年09月28日

webマガジンバックナンバー

メディカルリサーチ WebマガジンVol.8

【今号の目次】

【御礼】第4回医療鑑定セミナーを開催しました。
【ご案内】大阪医療鑑定セミナー初開催
【ご案内】遺言作成時に役立つ CD・DVD販売のご案内
【真実を読む:画像鑑定の実際】交通事故の損害賠償請求事案

第4回医療鑑定セミナーを開催しました。

去る2015年7月17日、弁護士の先生方向け「第4回医療鑑定セミナー」を東京・霞が関ビルにて開催し、定員を超える先生方にご参加いただきました。
前半は特別講師として東海大学名誉教授・脳外科医 佐藤修先生をお招きし、頭部外傷についての様々な基礎知識についてご説明を頂きました。
後半は、放射線科専門医として様々な画像鑑定実績を有する佐藤俊彦先生より「意思能力鑑定に関する医学的知識」についてお話しいただきました。
会場はほぼ満席となり、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。
残念ながら、ご都合で今回ご参加いただけなかった先生方、ぜひ次の機会にご参加いただけると幸いです。
医療鑑定に関わるセミナー活動を通して、少しでも多くの先生方の弁護業務の成果に貢献できることを心より願い、メディカルリサーチでは今後も定期的にセミナーを開催して参ります。

【ご案内】大阪セミナー開催のご案内

これまで、会場等準備の都合もあり東京会場のみで開催してまいりました医療鑑定セミナーですが、関西地域を中心とした多くの弁護士の先生方からの強いご要望を頂き、この度、11月25日(水)に大阪にても開催させていただく運びとなりました。
なお、会場の都合から今回は80名様につき限定とさせていただきますが、無料にてご案内予定をいたしておりますので、関西地域の弁護士の皆様にも是非この機会にご参加くださいますようご案内申し上げます。
【申込みはこちら】

【ご案内】遺言作成時に役立つ CD・DVD販売のご案内

遺産相続にまつわる遺言作成や事業等に関わる重要事項の決定に際して、その有効性をめぐり、意思能力評価のご相談が益々増えております。認知症の他にも、意思能力には様々な精神疾患が影響しますので、各々の症例における当該時の意思能力が、医学的見地からは何故そのように評価されるのかを的確に理解するためには、意思能力に関わる医学的基礎知識も必要です。まさにその一助となる画期的視覚教材が、当社の企画協力により、税理士法人レガシィより今夏発売されました。
意思能力は医学上どのように評価がなされるのか、意思能力の評価方法や認知症によって脳がどのように変化するのか等、専門医が図解を交えて解説し、短時間で医学的理解を深めることができます。弁護士の先生方の日常のご相談にお役立ていただける実践的な教材としてご紹介致します。

意思能力鑑定の詳細についてはこちら

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【真実を読む:画像鑑定の実際】

交通事故の損害賠償請求事案に関する症例

50代男性が普通乗用車運転時に信号待ちで停車中に、後方の車が約20㎞程度の速度で衝突したものである。尚、本件依頼側は後方から衝突した加害車両の運転手である。

事故後より、被害者には、起立性の頭痛や全身倦怠感、眩暈などの症状が出現。事故から約6か月後に主治医から「脳脊髄液減少症」と診断されるに至ったため、弊社に交通事故よって発症した「脳脊髄液減少症」と言えるのかという依頼があったケース。
 

争点:

事故によって低髄液圧症候群を発症したといえるか?

鑑定の視点:

患者の症状の原因は何か?
「脳脊髄液減少症」は存在しているのか?
その他の外傷性所見の有無は?


Key画像1


Key画像2

Key画像1(矢状断画像)Key画像2(横断画像)は、いずれも頚椎のMRIですが、頚髄に、T1/T2延長病変を認めます(矢印部分)。
これは頚髄ののう胞性変化を示唆する所見です。

ミエロ画像

ミエロ画像では、髄液漏を示唆する所見を認めません。
脳室内への逆流を示唆する所見を認めません

鑑定結果:

ミエロCTでは脊髄液の漏出は認められず、低髄液圧症候群を示唆する所見、脳室内への逆流を示唆する所見を認めない。
頚椎のMRIにて脊髄の異常信号を認める。これは、のう胞性変化によるものと考えられる。
よって、脳脊髄液減少症を示唆する所見を認めない。
症状は、事故による外傷性頚部症候群(頚椎捻挫)によるものと考えられる。

なお、本事案では、カルテ記載より、メンタル的な影響も少なくないと考えらえる状況でした。
 
※のう胞とは、内部に液体成分がたまった袋状の構造のものを言います。本症例では、病変は事故とは関係ないものです。
 
※ミエロCTとは、腰椎穿刺により造影剤を注入し、造影剤が髄腔内から硬膜外へ漏出していないかを確認する検査です。